暮らしに寄り添う照明計画
住まいの空間を快適に、美しく演出するために欠かせないのが照明計画です。照明は単に明るさを確保するだけでなく、空間の雰囲気や使い勝手、さらには人の気持ちにも大きな影響を与えます。例えば、料理を美味しく見せたいなら、暖色系の間接照明やペンダントライトが効果的です。一方で、メイクや読書には自然光に近い昼白色の照明が最適です。光の色温度・明るさ・照射範囲・設置位置など、細かな要素によって空間の印象は大きく変わります。だからこそ、自分の暮らしに合った照明の選び方がとても大切になります。
一般的には「部屋は明るいほうが良い」と思われがちですが、明るすぎる照明は目に負担をかけ、リラックスを妨げることもあります。高級レストランやバーでは、あえて照明を抑えた演出で、居心地の良い空間をつくっています。住まいでも同じように、必要な場所にだけ適度な光を届ける照明計画が、快適な毎日につながります。
私たちLagom(ラーゴム)は、空間の使い方に合わせて照明を一つひとつ丁寧に選びます。
キーワードは「明るすぎない心地よさ」。まずは最小限の明かりからスタートし、暮らしながら必要な照明を足していくという考え方です。ダクトレール照明を用いてペンダントライトを増やしたり、コンセントでフロアランプを入れてみたり。このように、自分のライフスタイルに合った照明の選び方が、より快適な暮らしを叶えます。
日本の住宅において、「シーリングライト」はもっとも一般的な照明器具として広く使われています。天井に取り付ける円盤型のこの照明は、一つで部屋全体を明るくできる利便性があり、価格も手ごろなことから長年にわたり定番となっています。しかし、その照明では、ダイニングテーブルだけを照らしたい、寝る前に手元だけ照らしたいといった暮らし方に合わせた細かなアレンジはできません。このように、多様化するライフスタイルには、シーンに応じて光をコントロールできる柔軟な照明が必要となります。
私たちは、時代に合わせて変化する暮らしのスタイルに対応できるよう、照明を単なる設備ではなく、インテリアの一部として設計します。照明は、「買って終わり」ではなく「使いながら育てていく」もの。あなたの暮らしにちょうどいい、おしゃれで心地よい照明計画を一緒に考えていきませんか?