Case 3 ~木のぬくもりの中で子育てを考える、30代ご夫婦の選んだリノベーション~

Case 3 ~木のぬくもりの中で子育てを考える、30代ご夫婦の選んだリノベーション~

#築23年 #30代夫婦  #幼児2人 #面積79.38㎡

【子育てが本格化して来た時に夫婦が考えたこと】
2人目の子供が生まれるのを契機に、マイホーム購入を考え始めたI様ご家族。夫婦の子育て方針はのびのび過ごせる環境で優しく大らかな人になって欲しいということ。そのために当初は一戸建ての購入を考えていたとAさんはおっしゃいます。

「良い土地がないか探していたのですが、夫婦ともに仕事をしていて郊外には移ることが難しかったんです。しかし都心では土地も高いし大きな敷地はほとんどなかった。生活や通勤のことを考えるとマンションしかないのかなと、半ば諦めた感じでマンションを探すことにしました。」

そして、一戸建てを検討していた理由を聞くと
「実は夫婦ともに実家は木造の一戸建てで育ってきたので、子供にも木のぬくもりを感じながら育っていってほしいなというのがあったんです。」
と自らの生い立ちに理由があったことを教えてくれた。

【新築マンションにがっかりしたこと】
「マンションにしようと決めてからは、まず新築を見に行きました。しかしもともと注文住宅を考えていたせいもあって、どの物件を見ても同じにしか見えず、価格は高いわりに全く魅力を感じなかったんです。」

コロナ禍のあと資材の高騰で、見えないところの質を落としてコストを下げているとか、ちょっとずつ面積を小さくして戸数を稼いでいるとか、ネガティブな情報ばかりを耳にすると新築マンションの良さがわからなくなってきていたと当時を振り返ります。

「そんなとき、中古マンションを買ってリノベーションをするという選択肢が浮上してきたんです。」

【リノベーションの本当の難しさを知った】
リノベーションを検討し始めて間もなく、I様はその難しさに直面したといいます。

「実際にいくつかのリノベーション会社さんに話を聞きに行きました。築30年とか40年の古いマンションが、まるでカフェか美容室にいるみたいなカッコいい部屋に変身していたり、ホテルのようなラグジュアリー感いっぱいのところもありました。しかし私たちの求めている「のびのび過ごせる」という要素はあまり感じられませんでした。」とSNSでよく目にするリノベーションを商業的な演出に感じられたそうです。

「ここでリノベーションの難しさを痛感しましたね。結局は見た目のテクニックではなくて、機能・性能・素材といった本質的なところから考えていかないといけないんだと気づきました。」

【木のマンションリノベーションとの出会い】
「Lagomを見つけたのは本当に偶然でした。SNSで情報収集をしているときに、『木のマンションリノベーション』という言葉が飛び込んできたんです。気になってHPなどを見てみると、他のリノベーション会社とはアプローチが全く違いました。」とおっしゃるI様はこう続ける。

「私たちの言う『のびのび過ごす』とは物理的な『冬暖かく夏涼しい』といった快適性と、本物に囲まれた豊かな空間であるということがわかりました。これはLagomの方々と話したり、モデルルームを何回も見て感じたことです。毎回新しい気付きがあって、家づくりって楽しいなと思えた瞬間でしたね。」

【Lagomからの提案】
子育て世代は日々の家事が本当に大変です。それは共働きであれば尚更です。家事導線・生活導線の改善がマストですので、どこからどこに行くにもアクセスしやすい回遊導線をで設計します。
その導線には風も一緒に流れますので、住戸内のいたるところに風が行きわたり、空気が籠るような場所を無くします。
そして「のびのび過ごせる」空間とはもっとも過ごしやすい服装でいられるだけの、安定した温熱環境を確保するところから始まります。しっかりと断熱改修をして、住戸内の温度差を均一に保ちます。壁には40mm厚、天井には50mm厚のウレタン断熱材を、開口部にはペアガラスの樹脂内窓を設置します。
もう一つの快適さの要素である、湿度環境を珪藻土や杉のフローリングで整えます。
「のびのび過ごせる」要素として子どもが走り回っても注意しなくて済むように、乾式二重床でしっかりと遮音性能を担保することも重要です。マンションには管理規約があり、遮音についての規定があるところがあります。共同住宅なので他社への配慮というのはあって然るべきですが、むしろ自分たちが過ごしたいように過ごせるための施策ととらえるほうが我慢がなくて良いのではないかと思います。それこそが「のびのび」であると考えます。
最後に子どもが成長し家族の暮らし方が変化するにつれて、間仕切りや収納が家具で変更できる、可変性の高いプランニングを行いました。

【ついに手に入れた家族の宝物】
I様はとても聡明な方で、早い段階で住まいづくりの本質的な部分に気付かれました。
そして私たちの提案に対して次のような感想を述べられています。

「私たちはこれから20年くらいは4人で暮らしていきます。その過程で子供も成長し、この家の使い方も変化していくと思います。私たちは子供たちとこの家の成長を同時に見届けながら、いずれは夫婦2人の生活になっていきます。その時のことまで考えた可変性のあるデザインと普遍的な自然素材の選定、そして性能・機能の向上を施工してもらったので、何の心配もありません。」

I様ご家族のかけがえのない宝物を、これからも大事に住み続けて頂けると幸いです。

造作テーブルがアクセントのダイニング

造作テーブルがアクセントのダイニング

リビングからダイニングとキッチンを眺める

リビングからダイニングとキッチンを眺める

造作ソファとLDK全体の様子

造作ソファとLDK全体の様子

ダイニングからキッチンを眺める

ダイニングからキッチンを眺める

キッチンからリビングダイニングを眺める

キッチンからリビングダイニングを眺める

廊下からダイニングキッチンを眺める

廊下からダイニングキッチンを眺める

ダイニングからリビングを眺める

ダイニングからリビングを眺める

バルコニー側からリビングを眺める

バルコニー側からリビングを眺める

玄関の様子

玄関の様子

トイレの様子

トイレの様子